マカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角、メルコ・クラウン・エンターテインメント（MCE）は8月3日、仕事と子育ての両立を支援するため、傘下の3つのIR（統合型リゾート）施設＝シティ・オブ・ドリームズ、スタジオ・シティ、アルティラ及びフラワー・シティ内のグループオフィスに従業員用のラクテーションルーム（さく乳室）を設置したことを明らかにした。

ラクテーションルームの中はリラックスムード漂うインテリアでまとめられており、母乳を保存するための専用の冷蔵庫を設置したとのこと。また、利便性を考慮して水道設備を近くに位置しているという。

マカオでは政府衛生局が母乳育児を推進しているほか、公共施設におけるラクテーションルームの設置義務を盛り込んだガイドラインまたは法律の制定に向けた準備を進めている。

MCEが設置したラクテーションルームのイメージ（写真：Melco Crown Entertainment）