カジノ平場の禁煙化実施のマカオ、喫煙室設置数は86=今後約160に

マカオは人口65万人、面積は山手線の内側のおよそ半分にあたる30平方キロという小さな街だが、36軒ものカジノ施設を有し、世界一のカジノ売上を誇ることで知られる。

昨今の世界的な健康意識の高まりを受け、マカオでも公共エリアの禁煙化が進んでいる。カジノ施設についても、2014年10月6日からハイローラーと呼ばれる大口ギャンブラーを対象としたVIPルームが分煙、平場にあたるマスゲーミングフロアが喫煙ルームを除いて全面禁煙となった。なお、喫煙室の設置に関して、政府衛生局による許認可制となっている。

マカオ政府衛生局は9月7日、今年(2016年)7月上旬時点のカジノにおける喫煙室の設置状況について、認可済みの喫煙ルームの数が86、審査中が21のカジノ施設で73あることを明らかにした。

このほか、同局とカジノ監理当局にあたるDICJによる合同取り締まりによる今年上半期のカジノ内における違法喫煙の検挙数は1ヶ月あたり平均46件だったという。

マカオのカジノ施設のマスゲーミングフロア(平場)に設置されている喫煙室(資料)=2015年5月—本紙撮影

マカオのカジノ施設のマスゲーミングフロア(平場)に設置されている喫煙室(資料)=2015年5月—本紙撮影

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