F3マカオグランプリ、FIA主導のワールドカップに格上げ開催へ

1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(以下、マカオGP)。1983年からフォーミュラ3(F3)グランプリが設けられ、アイルトン・セナ、ミヒャエル・シューマッハ、佐藤琢磨らが優勝を経てF1にステップアップするなど、若手レーシングドライバーの登竜門的存在として注目を集めている。

大会主催でマカオ政府体育局が所管するマカオGP委員会は9月14日深夜にプレスリリースを発出し、今年11月に開催を予定している第63回マカオグランプリのメインレース、F3マカオグランプリについて、従来のインターコンチネンタルカップから国際自動車連盟(FIA)主導のワールドカップへ格上げとなることを正式発表した。

委員会によれば、F3ワールドカップの開催は今回が世界初とのこと。レースカテゴリーの格上げに伴い、ドライバーのエントリー条件と審査も厳格化されるという。なお、地元出身の若手ドライバーへの参戦機会を与えたい意向も示した。エントリー受付締切は9月30日であるとし、格上げに関する詳しい経緯説明及び第63回マカオGP全体の見どころなどを紹介する発表会を10月初旬をめどに行う予定とした。

第63回マカオGPの開催期間は11月17日から20日までの4日間。期間中、市街地の一般道路を使った全長6.2kmのサーキット「ギアサーキット」を舞台にF3、オートバイ、GTカーなど7種類のレースが開催される予定。

F3マカオグランプリ(資料)=マカオ・ギアサーキット、2015年11月21日-本紙撮影

F3マカオグランプリ(資料)=マカオ・ギアサーキット、2015年11月21日-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は10月21日、同月16日に路線バスの車内で乗り合わせていた大学生の女性(20代…
  2.  1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(マカオGP)。市街地の…
  3.  マカオ政府交通事務局(DSAT)は10月19日、マカオにおけるスマート交通信号制御システム(スマ…
  4.  マカオ半島新口岸地区にある統合型リゾート(IR)「ウィンマカオ(永利澳門/Wynn Macau)…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は10月17日夜、マカオ域内で今年(2024年)15例目(月内10例目…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun