日本の花火が中秋節のマカオの夜空を彩る
- 2016/9/16 7:30
- 澳日関係
マカオでは毎年秋の週末や祝日に大型花火大会「マカオ国際花火コンテスト」が開催されている。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴だ。
今年(2016年)の第28回大会は9月3、10、15、24日及び10月1日(各日2チームの打ち上げ)に開催され、タイ、ポルトガル、英国、スイス、日本、韓国、イタリア、カナダ、ルーマニア、中国の代表チームが参加する。
中秋節にあたる9月15日、午後9時からおよそ20分間に渡って日本代表の東京・府中市に本社を置く丸玉屋小勝煙火店による華麗な花火がマカオの夜空を彩った。マカオでは中秋節翌日が休日となることもあり、打ち上げ会場に近い絶好の鑑賞スポットとなるマカオタワーや観音像周辺には多くの市民や観光客が集まり、花火が上がるごとに大きな歓声が沸いた。
日本はこれまで優勝7回、2位5回、3位2回を誇る強豪として知られるが、日中間の政治情勢の複雑化を受けて急きょ出場を辞退した2012年の第24回大会以降、不出場が続いていた。直近の出場は2011年の第23回大会まで遡り、実に5年ぶりの復帰となった。丸玉屋小勝煙火店は日本代表として複数回の出場歴を持ち、1993年の第5回で優勝、2007年の第19回大会で3位という成績を残している。今回のコンテストの結果は10月初旬に発表される予定。