マカオ、双子の赤ちゃんパンダが生後満100日迎える=健健と康康の兄弟

今年(2016年)6月26日にマカオ・コロアン島の石排灣郊野公園内にあるマカオジャイアントパンダパビリオンで飼育・展示されているつがい、オスの開開(Kai Kai)=7歳とメスの心心(Xin Xin)=9歳に双子のオスの赤ちゃんが誕生してから10月3日でちょうど満100日を迎えた。マカオでパンダの2世が誕生したのは初めてのこと。

同館を管轄するマカオ政府民政総署(IACM)は同日、マカオジャイアントパビリオンで命名式などの祝賀イベントを開催。双子の名前は8月に実施された市民からの一般公募の結果、「健健(Jian Jian)」と「康康(Kang Kang)」に決定。イベントには名付け親となった市民ら200人が招待され、対面を果たした。

双子の赤ちゃんパンダは順調に成長しているようだ。誕生時の体重は健健が135グラム、康康が53.8グラムだったが、現在は標準レベルのそれぞれ5キロ、4キロとなり、3対の歯が生えてきたとのこと。また、前方の事物を見ることができる程度に目も開いてきているといい、ハイハイの練習をしている段階という。

なお、一般公開時期について、IACMでは来年の旧正月(2017年の旧正月の元旦は1月28日)前後になるとの見通しを示している。2〜3歳頃までは母親のシンシンと共同生活をさせる考えとのことで、仲睦まじい姿を見ることができそうだ。

現在、マカオジャイアントパビリオンではカイカイのみの展示となっている。ちなみに、入館料は10パタカ(約130円)で、世界で最も安価でパンダを見学できる施設のひとつとして人気を博している。

生後満100日を迎えた健健と康康=10月3日、マカオジャイアントパビリオン(写真:IACM)

生後満100日を迎えた健健と康康=10月3日、マカオジャイアントパビリオン(写真:IACM)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は5月9日、マカオ半島北部の新橋エリアにある宝飾品店から4000パタカ(日本円換…
  2.  マカオのマカオ半島とタイパ島を結ぶ3本の海上橋のうち、最初に架けられたカルヴァーリョ総督大橋(嘉…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は5月9日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の人口統計…
  4.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMホールディングスは5月9日、今年第…
  5.  マカオ政府文化局(ICM)は5月8日、風雨シーズンの到来を受け、同月初旬からマカオの文化財建築物…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun