MGM、コタイ新リゾート土地使用権獲得

9日、マカオ政府が「特区公報」の中でMGM(美高梅金殿超濠)が申請していたコタイ地区新リゾート建設計画への土地供給を正式に承認したことを明らかにした。面積は7.2万平米、使用権取得価格は12.9億パタカ。

10日付地元有力紙「澳門日報」など複数のメディアが伝えた。MGMによるコタイ地区新リゾート計画の具体的内容は、客室数約1,600室の5つ星ホテル、500台のカジノテーブル及び2,500台の機械式カジノ(スロット機)を擁するもので、投資額は25億米ドル(約200億パタカ)。非カジノ要素が総面積の85%を占めるという。施工期間は36か月で、2015年末から2016年初頭落成予定。使用権は25年間。

正式に使用権を獲得したニュースを受け、香港市場ではMGMチャイナ(美高梅中國)の株価が7%急騰、直近一年間の最高値を更新。

MGMでは2007年に最初の土地供給申請を提出していたが承認を受けるに至らず、あらためて2010年3月、6月に費用対効果や財務資料などの追加資料を用意して再度承認を求めていた。

マカオのカジノ運営企業6社のうち、コタイ地区の土地使用権が未承認となっているのはSJM(澳門博彩)のみ。

MGMマカオ(資料)―本紙撮影

MGMマカオ(資料)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun