中国中央、マカオの今年度施政に十分な肯定=「一帯一路」への参加も批准

今年度(2016年度)の施政報告及び来年度の展望について中央政府首脳に報告する「述職」のため北京を訪問中のマカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ(崔世安)行政長官は12月23日、全日程を終えたことを受け、現地で記者会見を行った。

マカオ政府新聞局(GCS)が同日夜に発出したプレスリリースによれば、チュイ行政長官は、習近平国家主席及び李克強国務院総理が今年度のマカオの施政に対して十分な肯定を示したほか、マカオの経済発展、民生の改善、世界的ツーリズム・レジャーセンター化、中国とポルトガル語圏諸国との協力サービスプラットフォームの構築、さらにはマカオ特別行政区5カ年発展計画と国家(中国)の第13次5カ年計画のドッキングといった多方面に渡って一層の関心を払う希望が出されたことを明かしたほか、中央政府からマカオの「一帯一路」(中国が提唱する国際経済圏構想)への参加が批准されたことにたいへん興奮していると述べたとのこと。

中国の習近平国家主席(写真中央)への述職に臨むマカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ行政長官(左列奥)=12月23日、北京(写真:GCS)

中国の習近平国家主席(写真中央)への述職に臨むマカオ特別行政区のフェルナンド・チュイ行政長官(左列奥)=12月23日、北京(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は5月3日、同月1日にタイパ島のマンションの一室で男女の争う声がするとの近隣住民…
  2.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…
  3.  澳門海關(マカオ税関)は5月3日、前夜マカオ半島北部・台山エリアにある工業ビル、新城巿工業大廈内…
  4.  世界保健機関(WHO)は毎年5月5日を「世界手指衛生の日」と、グローバルな啓発活動を展開。マカオ…
  5.  アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節…

ピックアップ記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun