マカオ警察、催涙スプレー所持の中国女子を逮捕=現地では武器として禁制品扱い

マカオ治安警察局の発表によれば、12月28日にマカオ国際空港を出発する旅客便を利用予定の乗客の荷物の中から禁制品と思われる品が見つかったと空港警備担当から通報を受けたという。

警察官が荷物の中身を確認したところ、マカオで禁止武器とされる催涙スプレーが入っていたことから、荷物の持ち主である中国本土出身の女(20)を武器弾薬関連法違反の疑いで逮捕したとのこと。

被疑者は警察の調べに対し、催涙スプレーは護身用として中国本土のネット通販で購入したもので、マカオの禁制品だとは知らなかったと供述したという。

禁止武器をめぐっては、今年(2016年)8月にも当局の事前許可を得ず米国から日本刀を輸入した南アフリカ人の男、今月(12月)上旬にはスタンガンを所持していたフィリピン人の男がマカオ国際空港で逮捕される事案があった。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

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