マカオ政府、Uberに対する取り締まり継続方針示す=白タクに相当するとの認識

世界各地でスマートフォン向けアプリを使った配車サービスを展開する「Uber(ウーバー)」が一昨年(2015年)10月に高級車を使った「UberBLACK」でマカオへ進出。その後、廉価版や7人乗りミニバンといった選択肢を相次ぎ導入し、サービス拡充を進めてきた。

一方で、マカオ警察及び交通当局はUberがいわゆる「白タク」に相当するとの認識で、取り締まり対象とするとの方針を一貫して示している。Uber運営側は合法性を主張しており、双方による攻防が続いている。

マカオ政府交通事務局は1月12日に発出したプレスリリースの中で、Uberの提供するサービスがマカオの法的要求に符合しないことをあらためて示すとともに、昨年(2016年)10月にUberの代表者と面会した際にも伝達済みであることを明らかにした。

また、マカオ政府として不法な営業行為を絶対に許容できないとし、今後も一貫して厳格な取り締まりを継続する方針を示した。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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