マカオ、3割引で有名ブランド品買えると詐り現金騙し取った20歳の女逮捕…スタッフ装う

マカオ司法警察局は3月13日、有名ブランドの商品を割引価格で購入できると騙り、2人の女性客から現金を受け取った後、姿を消していた20歳の女を逮捕したと発表した。

警察発表によれば、昨年(2016年)5月、2人の被害者から有名ブランド店のスタッフを名乗る女から、自身を通せば商品を3割引で買えると持ちかけられ、それぞれ2.1万パタカ(日本円換算:約30万円)の指輪、11.4万パタカ(約163万円)の腕時計の代金を女に支払ったが、その後、連絡が取れなくなったと通報があったという。

3月8日、女がマカオ・關閘イミグレーションからマカオへ戻った際、マカオ治安警察局が身柄の確保に成功。警察の取り調べに対し、女は「かつて有名ブランド店に勤務しており、3割引で商品を購入っすることができたが、離職したため不可能になったことに加え、生活費に困っていたことから、購入代金として受け取った金を持って中国本土へ引っ越して暮らしていた」など、概ね容疑を認める供述をしているとのこと。なお、手にしか金はすべて使い果たしてしまったのだという。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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