日本政府が4月29日付で発令した平成29年（2017年）春の叙勲で、村石邦夫澳門日本会会長が旭日単光章（英語：The Order of the Rising Sun, Silver Rays）が授与されることになった。

在香港日本国総領事館が発出したプレスリリースによれば、同氏への叙勲は、在留邦人への福祉功労に大きく寄与した功績によるものとのこと。

村石氏は1963年に澳門旅行社（マカオツアーズ）を設立。その後、1980年から現地在留邦人の互助組織、澳門日本会の会長を30年以上にわたって歴任。日本関連行事、交流会などを開催し、マカオ在留邦人間の交流に貢献。また、2011年に設立された澳門日本商会において、共同発起人として創設に貢献し、監事長を務め、マカオにおける日本人社会の発展全般に尽くした。

さらに、現地における邦人保護（邦人旅行者の旅券紛失、盗難事案、急病に発生等）の際、マカオに現地事務所を持たない在香港日本国総領事館との連絡役的立場を担うなど、領事館業務への協力を行ってきたことで知られる。

2015年には外務大臣表彰も受賞した。

村石邦夫氏（資料）＝2015年9月—本紙撮影