中国の張徳江全人代常務委員長がマカオ視察訪問

5月8日正午頃、中国の張徳江全国人民代表大会常務委員会委員長(国会議長に相当)が特別機でマカオ国際空港に到着。崔世安(フェルナンド・チュイ)マカオ特別行政区政府行政長官、中央政府のマカオ出先機関関係者らが出迎えた。

張氏は空港到着後に講話を発表。習近平国家主席からマカオ視察に派遣されたとした上、滞在中に方々をめぐり、マカオの発展の成果や市民の喜びの様子を自分の目で見て、話を聞いて実感すること、習近平国家主席がマカオの祖国復帰15周年にあたってマカオ特別行政区政府に提出した4点の希望についての進捗状況について考察すること、マカオの経済社会発展における新局面を迎えるにあたり、中央政府としてマカオをサポートする姿勢の堅持を示し、激励することを視察の目的として挙げた。

今回の張氏のマカオ滞在期間は3日間で、崔長官からのマカオ特別行政区政府の業務報告ヒアリング、座談会への出席、区内の視察などを予定している。

張氏の中国共産党内序列は第3位。香港・マカオ事務担当部門のリーダーの立場にある。北朝鮮の金日成総合大学経済学部に留学経験があり、同国との間に太いパイプを有するとされる。

マカオ国際空港で張徳江全国人民代表大会常務委員会委員長を迎える地元の子供たち=2017年5月8日(写真:GCS)

マカオ国際空港で張徳江全国人民代表大会常務委員会委員長を迎える地元の子供たち=2017年5月8日(写真:GCS)


マカオ国際空港で講話を発表する張徳江全国人民代表大会常務委員会委員長=2017年5月8日(写真:GCS)

マカオ国際空港で講話を発表する張徳江全国人民代表大会常務委員会委員長=2017年5月8日(写真:GCS)

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