マカオジョッキークラブが競馬場内にホテル新設計画=ファミリー向けのホースパークも

豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノ施設ばかりが目立つが、実はマカオには競馬、グレイハウンド犬を使ったドッグレース、サッカー及びバスケットボールを対象としたスポーツくじ、ロトといった各種合法ギャンブルも存在し、政府と経営権契約を結ぶ民間事業者によって運営されている。

しかしながら、マカオにおけるカジノ以外のギャンブルについては、スポーツくじを除いて苦戦が伝えられている。

マカオの政府系放送局TDMが5月20日午後のラジオニュースで報じた内容によれば、マカオジョッキークラブの李柱坤(トーマス・リー)CEOが同日タイパ島にある競馬場で開催されたマカオダービー前に同局の取材に応じた際、競馬場内にファミリーで馬と触れ合うことができるホースパークを併設したホテルの新設を長期計画に含み、目下、マカオ政府と協議を行なっていることを明らかにしたという。

また、マカオ政府とマカオジョッキークラブとの間の経営権契約が今年(2017年)8月に満期を迎えることについては、政府との折衝を続けており、少なくとも2年間以上の契約更新を得られるとの見通しを示した。

このほか、昨年9月にスタートした今シーズンのベット金額は約3.3億パタカ(日本円換算:約46億円)で、約5000万パタカ(約7億円)の赤字が出ているとのこと。今後、1980年代に建てられ、老朽化が進む施設のリノベーション及び運営モデルを改善することで、赤字幅の縮小を図りたいとした。

マカオ・タイパ島にある競馬場(資料)—本紙撮影

マカオ・タイパ島にある競馬場(資料)—本紙撮影

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