マカオ、ギャンブル業従事者の平均月給約31万円に…対前年4.6%上昇=17年第2四半期

マカオ政府統計調査局が今年第2四半期(2017年4〜6月期)のギャンブル業従事者(カジノ仲介人、カジノ仲介人パートナーは含まず)の人材ニーズ及び賃金調査統計を公表した。

今年第2四半期末時点のフルタイムのギャンブル業従事者数は前年の同じ時期からほぼ横ばいの5万5726人。このうち、カジノディーラーは1.3%減の2万3980人だった。

今年6月のフルタイムのギャンブル業従事者の平均月給(賞与等臨時給含まず)は4.6%上昇の2万3080パタカ(日本円換算:約31.3万円)。カジノディーラーに限ると5.1%上昇の1万9930パタカ(約27.0万円)。

第2四半期末時点における空きポジションは前年の同じ時期から336増の923。空きポジションの分布は事務職が主で全体の51.1%を占めた。カジノディーラーの空きポジションは270。

今年第2四半期の新規雇用者数は56.8%の大幅増となる1035人。従業員雇用率は1.9%、欠員率は1.6%、従業員流出率は1.7%で、それぞれ0.7、0.6、0.2ポイントの上昇で、人材面は比較的安定した状況。

なお、今年第2四半期末時点のマカオの人口は64万8400人、今年4〜6月期の労働人口は39万0200人、総就業人口は38万2300人。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオでは、アフターコロナ(2023年1月初頭〜)でインバウンド旅客数の急回復が続いており、直近…
  2.  マカオ政府財政局(DSF)が7月1日に公表した最新統計によれば、今年(2025年)6月前半の住宅…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…
  4.  マカオ司法警察局は6月30日、客との共謀による不正行為でカジノ運営企業からゲーミング(カジノ)チ…
  5.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は7月1日、今年(2025年)6月の月次カジノ売上(粗収益、…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  3.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

7月 2025
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    
« 6月   8月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年7月号
(vol.145)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun