マカオ、17年第2四半期GDP年率11.5%増=4期連続プラス

マカオ政府統計調査局は8月25日、今年第2四半期(2017年4〜6月期)のマカオの域内総生産(GDP)が物価変動の影響を除く実質で11.5%増となり、今年第1四半期の10.3%を上回ったと発表。

4期連続のプラス成長で、同局では、サービス輸出及び個人消費拡大を主要因として挙げた。外需の拡大が続いていることを受け、サービス輸出は前年の同じ時期から18.8%上昇した。

サービス輸出の内訳では、ゲーミング(カジノ)サービス輸出が19.0%、その他ツーリズムサービス輸出が22.1%のそれぞれ上昇。貨物輸出は0.5%の軽微な上昇。

内需も増大。個人消費支出は景気回復、インフレ沈静化、雇用市場の安定などを受け、3.4%上昇。政府最終消費支出は2.4%の減少。このうち、貨物・サービス購入が11.0%減少したことが主要因だが、給与は2.7%上昇した。投資は民間による大型IR(統合型リゾート)の建設ラッシュが一段落したことを受け、2.4%の下落。貨物輸入は2.4%上昇。

今年上半期の実質経済成長率は10.5%。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は7月26日、同局の管轄下にある特警隊が同月27日午前9時から正式にタイパ島北安…
  2.  マカオで複数のカジノIR(統合型リゾート)を運営するサンズチャイナ社は7月25日、今年第2四半期…
  3.  マカオ・コタイ地区にある東亜運動会体育館(通称:マカオドーム)で7月26日午後、マカオ警察総局と…
  4.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は7月26日、今年第2四半期(2024年4〜6月期)の雇用…
  5.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun