マカオの見本市市場が直近5年間でアジア最大の成長=出展面積約3倍に

マカオ政府貿易投資促進局(IPIM)は9月11日、このほど国際見本市連盟(UFI)が発表した「2016年版アジア見本市レポート」において、マカオが直近5年間で最も優れたパフォーマンスを発揮した見本市市場であるとの評価を得たと発表した。

レポートによれば、出展面積が2012年の7万2500平米から、2016年には21万5250平米へと約3倍に拡大。成長率はアジア最大だった。また、近年は外的経済要因によりマカオの経済成長の停滞が続いたが、2016年の出展面積は対前年で2.9%の拡大となるなど、一定の成長を維持したほか、各見本市の平均売上は210万米ドル(日本円換算:約2.3億円)近くに達した。

今後についても、マカオ政府による見本市誘致及び関連業界のサポート、交通インフラ整備が進むことで、さらなる市場の発展が続くとし、向こう2〜3年については平均約5%成長になるとの見通しを示した。

なお、レポートが統計の対象としたのは2016年にマカオで開催されたUFI認証獲得済みの26のB to B見本市。

IPIMが主催するUFI認証獲得済みの大型B to B見本市「MIF(マカオ国際貿易投資展覧会)」(写真:IPIM)

IPIMが主催するUFI認証獲得済みの大型B to B見本市「MIF(マカオ国際貿易投資展覧会)」(写真:IPIM)

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