マカオ初の斜行エレベーター登場…タイパ島の大潭山展望台と龍環葡韻エリア結ぶ

マカオ政府土地工務運輸局は9月28日、タイパ島に設置したマカオ初となる斜行エレベーターを地元メディアに公開した。

斜行エレベーターは新たに整備したタイパ島の湖畔花園から大潭山を経由してタイパ・ハウス・ミュージアムやカルモ教会といった観光名所のある龍環葡韻エリアを結ぶ約800メートルのウォーキングルートの一部(大譚山の展望台と龍環葡韻を結ぶ山の斜面)で、10月1日のオープンを予定している。オープン初期の斜行エレベーターの運用時間は午前7時から午後6時とし、後日延長を検討するとのこと。

大潭山の展望台からは大型IR(統合型リゾート)が建ち並ぶコタイ地区を望む絶好のビュースポットとして新たな観光名所になりそうだ。

なお、ウォーキングルート全体の整備にかかった費用は8000万パタカ(日本円換算:約11億1804億円)で、このうち斜行エレベーター分が1000万パタカ(約1億3976億円)という。

マカオ初登場の斜行エレベーター=2017年9月29日(マカオ政府土地工務運輸局)

マカオ初登場の斜行エレベーター=2017年9月29日(マカオ政府土地工務運輸局)


大譚山の展望台からはコタイ地区の大型IR群を望むことができる=2017年9月29日(マカオ政府土地工務運輸局)

大潭山の展望台からはコタイ地区の大型IR群を望むことができる=2017年9月29日(マカオ政府土地工務運輸局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  2.  マカオ治安警察局は7月26日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を…
  3.  ユネスコのアジア太平洋地域世界遺産研修研究所は7月23日、第46回国連大会が開催中のインド・ニュ…
  4.  マカオ司法警察局は7月25日、マカオで覚醒剤の密売したとしてタンザニア人旅客の20代の男を逮捕し…
  5.  マカオ治安警察局は7月25日、カジノ施設が集積するマカオ半島新口岸地区にあるスーパーマーケットで…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  4.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年8月号
(vol.134)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun