マカオの新規大型IR「MGMコタイ」18年1月29日開業予定に=風災影響で延期

マカオ・コタイ地区で開発が進む大型カジノIR(統合型リゾート)「MGMコタイ」の運営会社、MGMチャイナは9月28日、同IRの開業予定時期を従来の今年(2017年)第4四半期から来年(2018年)1月29日に延期すると発表した。

開業予定時期延期の理由は、今年8月23日にマカオを襲った台風13号(国際名:ハト)の影響によって被害が発生し、修復のため時間を要するためとのこと。

なお、今回の台風による被害については大部分が保険でカバーされるというが、コスト再査定の結果、プロジェクト総予算(土地及び資産計上された金利を除く)は260億香港ドル(日本円換算:約3736億円)から270億香港ドル(約3880億円)に増加する見通し。

これまでに発表された情報を総合すると、MGMコタイの敷地面積は約400万平方フィート(約3万7612平米)で、カジノ、多目的シアター、1400室規模のホテル、コンベンション施設、スパ、リテールショップ、料飲施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージしたという外観デザインが特徴。純金24Kの金箔3万2千枚を使った高さ11メートル、重さ11トンという巨大なライオン像を設置することでも話題となっている。

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

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