マカオ、水際でのペスト対策強化…アフリカ・マダガスカルでの流行受け

マカオ政府衛生局は10月19日、アフリカ東部のマダガスカル共和国で今年(2017年)8月から伝染病のペストが流行していることを受け、マカオの玄関口となる各イミグレーション施設における水際対策を強化したと発表した。

具体的には、流行地のパスポート保有者に対し、イミグレーション施設駐在の衛生局スタッフが聞き取り調査及び検査を実施する。この際、発熱や咳、呼吸困難といったペスト特有の症状が確認された場合には、精密検査のため速やかに指定の総合病院へ搬送。また、症状が確認されない場合でも、マカオ滞在中に毎日電話で健康状態を追跡するという。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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