マカオ、違反常習のタクシードライバーが営業中に飲酒運転で自損事故…乗客は無事

10月27日同日午前5時頃、タイパ島のマカオ国際空港近くで男性客1人を乗せたタクシーが中央分離帯に衝突する自損事故が発生した。

マカオ治安警察局の発表によれば、タクシーは前部が大きく損傷し、ドライバーが軽傷、乗客にケガはなかったという。

警察官が現場に到着した際、ドライバーの全身から強い酒の匂いを感じたとのこと。現場における呼気検査でドライバーから呼気1リットルあたり1.25グラムのアルコールが検出されたが、ドライバーが再検査による反証を要求したため、医療機関で再検査したところ、結果は同1.81グラムだった。

また、ドライバーは2013年から現在までにスピード違反5回、2016年だけでぼったくり4回(このうち3回は同一日)の検挙歴があったことも発覚。

警察では、この30代のタクシードライバーの男について、乗客及び他の道路使用者の安全を一切顧みず、公共交通サービス提供者として容認することができないとし、「飲酒または麻薬・向精神薬影響下運転」及び「道路上車両危険運転」の罪で送検する方針。

近年、マカオでは一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっている。

自損事故を起こしたタクシー(写真:マカオ治安警察局)

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