マカオ、ギャンブル資金欲しさにひったくり…中国人建設作業員逮捕

マカオ司法警察局は11月3日、前月(10月)18日午前4時頃にマカオ半島南部の高樓街で発生したひったくり事件の容疑者として、マカオで働く中国本土出身の建設作業員の男(35)を逮捕したと発表した。

被害者は30代の中国本土出身でマカオでシェフとして働く女性で、事件発生時は単独で帰宅する途中だった。背後から近づいてきた男に現金や腕時計など約1万5600パタカ(日本円換算:約22万1400円)相当が入ったバッグに手をかけられ、抵抗したものの持ち去られてしまったとのこと。

その後、司法警察局が道路や店舗に設置された監視カメラ映像を分析し、被疑者の身元の割り出しと行動範囲の把握に成功。11月3日午前7時、マカオ半島西北部の林茂海邊大馬路で身柄を確保した。

被疑者は警察の調べに対し、自身はギャンブル依存で、カジノに負けてしまったため犯行に及んだとし、盗んだバッグの中にあった現金8000パタカ(約11万3600円)はギャンブルで使い果たし、その他は事件現場近くの路上に捨てたなどと供述しているという。警察では、被疑者を強盗罪で送検する方針。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

警察が公開した証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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