マカオ金融管理局の小切手清算電子化システム導入から1ヶ月…順調に安定運用

マカオ金融管理局は11月5日、今年(2017年)9月25日に正式運用を開始した小切手清算電子化システムについて、およそ1ヶ月間、順調に安定運用できており、処理のスピードアップと安全性向上に寄与していると発表した。

小切手清算電子化システムはマカオの27の金融機関を対象にしたサービス。券面に発行銀行、小切手番号、通貨などの情報の入った二次元バーコードが印刷された最新版の小切手に対応する。

現時点で二次元バーコード入り小切手の普及は2割とのこと。従来の小切手も引き続き利用することができる。

金融管理局では、今後紙幣、ギフトカード、政府の支払い伝票などの電子化清算の実現を目指し、銀行システムにおける資金流動状況のさらなる改善に努めるとしている。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

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