マカオ政府金融管理局は11月15日、今年（2017年）10月末のマカオ特別行政区の外貨準備高（外匯儲備資産総額）の初歩統計が1569億パタカ（195.3億米ドル、日本円換算：約2兆2214億円）だったと発表した。

訂正後の今年9月の数値1577億パタカ（196.0億米ドル、約2兆2327億円）から0.5%の減となった。

今年10月末の外貨準備高は前月末のマカオ流通貨幣の約11倍、広義マネーサプライ（M2）におけるマカオの法定通貨、マカオパタカ分の87.2%だった。

また、同月のマカオパタカの貿易加重指数は104.6で、前月から1.00ポイント上昇、前年同月から2.31ポイントの下落。主要貿易相手国・地域の通貨に対して前月比でマカオパタカ高、前年同月比でマカオパタカ安の状況にあることを示している。

マカオは面積約30平方キロ（山手線の内側の半分）、人口約65万人という小さな地域だが、マカオの年間カジノ売上は世界最大を誇り、年間3000万人以上の旅客が訪れるアジア有数の観光都市として知られる。

マカオ金融管理局ビル（資料）―本紙撮影