マカオ政府治安警察局では旧暦の年末にあたるこの時期、観光名所や繁華街周辺での警戒活動を強化している。今月2日、聖ポール天主堂跡付近でスカート内盗撮犯が警戒中の警察官によって現行犯逮捕された。

5日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。2日17時頃、聖ポール天主堂跡付近を警ら中の警察官らが、紙袋を持ち聖ポール天主堂跡と聖ドミニコ教会を難度も往復する挙動不審な男性を発見。私服警官が監視を続けたところ、ミニスカートの女性に近づき、背後からスカート内に紙袋を差し入れていたという。男は現場で取り押さえられ、紙袋の中に入れていた携帯電話を使って盗撮を行っていたことを認めたという。警察によると、複数の女性が被害に遭っていた模様。被疑者はカジノで会計係を務める38歳の男性で、すでに検察院へ移送済み。

有名観光地周辺や繁華街など、人混みではスリやひったくりのほか、女性は盗撮等への注意も必要だ。

観光客で賑わうマカオ歴史的市街地区のストリート（イメージ）＝マカオ・大三巴街—本紙撮影