マカオ、無料インフルエンザ予防接種の対象を全市民に拡大=例年2〜3月が流行ピーク

マカオ政府衛生局(SSM)は、12月7日、同月11日から無料インフルエンザ予防接種の対象を全市民(マカオ居留権を持つ満6ヶ月以上)に拡大すると発表した。前年よりおよそ半月前倒しでの拡大実施となる。

SSMでは、今年(2017年)9月25日から市内各所の病院及びクリニックで乳幼児、高齢者、学校及び病院関係者ら高リスク者を対象とした無料予防接種をスタート。これまでに前年の同じ時期からおよそ7500人多い8万1870人が予防接種を受けており、12月中にも完了のメドがついたという。

SSMによれば、今シーズン向けに12万本の4価インフルエンザワクチンを購入したとのこと。例年、マカオのインフルエンザ流行は2〜3月に大きなピーク、6〜8月に小さなピークを迎えるといい、接種してから効果が出るまでに2〜3週間かかるため、流行ピークが到来してからの対応では遅いとして、早期の接種を呼びかけている。なお、接種を受けるかどうかの判断は個人の判断に委ねられる。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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