マカオの17年10月新規住宅ローン承認額約395億円…3ヶ月連続下落

マカオ政府金融管理局が12月12日に発表した今年(2017年)10月の住宅及び商業物件向けローン関連統計によれば、新規ローン承認額は住宅不動産向けが3ヶ月連続下落、商業不動産向けは2ヶ月連続で増加となった。

今年10月の新規住宅ローン貸付承認総額は前月から0.2%、前年同月から2.2%のそれぞれ減となる28億パタカ(日本円換算:約395億円)。このうち、97.0%を占めるマカオ居民(=マカオ居留権保有者)向けは前月から1.2%減となる27億パタカ(約381億円)、非居民向けは45.0%増の0.84億パタカ(約12億円)にとどまった。

プレビルド(未完成)物件に対する新規貸付承認額は前月から29.6%増、前年同月から30.3%減となる1.9億パタカ(約27億円)。

新規商業物件向けローン貸付承認額は前月から3.4%増、前年同月から26.5%減となる46億パタカ(約648億円)。このうち97.3%を占めるマカオ居民向けは前月から0.7%増の44億パタカ(約620億円)だった。

今年10月末時点の住宅ローンの未返済残高は前月から0.2%増、前年同月から横ばいとなる1886億パタカ(約2兆6577億円)。このうち、マカオ居民が占める割合は93.5%。マカオ居民の未返済ローン残高は前月から0.2%増、非居民については横ばい。

商業物件向けローン未返済残高は前月から1.5%、前年同月から2.7%のそれぞれ増となる1761億パタカ(約2兆4815億円)。このうちマカオ居民が占める割合が89.8%。マカオ居民と非居民の未返済ローン残高はそれぞれ前月から1.7%増、0.4%減。

今年10月末締めの住宅ローン未返済比率は0.18%で、前月から横ばい、前年同月から0.03ポイントのそれぞれ上昇。商業物件向けローンの未返済比率は0.16%で、前月から0.01ポイント、前年同月から0.07ポイントのそれぞれ上昇だった。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2015年4月(写真:GCS)

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