マカオ、2017年の5つ星ホテル客室増加数は約1200室…中華圏主要都市で上海に次ぐ規模

このほど、英不動産コンサルティング大手ナイトフランクが北京、上海、広州、香港、マカオ、台北の6都市を調査対象とした「グレーターチャイナホテルレポート2017」を発表した。

レポートの内容によれば、2017年の5つ星ホテル客室増加数では2000室超となった上海がトップで、2位は約1200室のマカオ、3位は約500室の北京だった。2017年上半期時点で最も多くの5つ星ホテル客室を擁する都市は北京で、その数は約3万9000室とのこと。

また、2017年上半期の1泊あたり平均客室単価では、香港が260米ドル(日本円換算:約2.9万円)超でトップ。2位は約200米ドル(約2.3万円)のマカオ、3位は約150米ドル(約1.7万円)の台北。なお、上昇率では北京がトップに。ビジネス、コンベンション・エキジビション、国内旅行が好調だったことを受けて前年から4.7%上昇した。

近年、中国本土では客室供給数の増加が続き、国際ブランドホテル間の競争が激化しているが、中長期的には国内旅行需要拡大によるホテル業界のさらなる発展が見込まれるという。

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2016年5月ー本紙撮影

大型カジノIR(統合型リゾート)が建ち並ぶマカオ・コタイ地区の風景(資料)=2016年5月ー本紙撮影

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