マカオの新IR「MGMコタイ」2月13日開業へ…約半月遅延も旧正月多客期に間に合う

マカオのカジノ経営ライセンスを保有する6陣営の一角、MGMチャイナホールディングスがコタイ地区で開発を進める大型IR(統合型リゾート)「MGMコタイ(中国語表記:美獅美高梅)」について、2月13日にグランドオープニングセレモニーを開催予定であることがわかった。

MGMコタイの開業予定日は1月29日だったが、4日前になってMGMチャイナが開業に必要なライセンス手続きのため2月中に延期すると発表していた。約半月の遅延だが、2月13日開業なら多客期となる旧正月シーズンに間に合うかたちとなる。

MGMチャイナホールディングスがこれまでに発表した情報を総合すると、MGMコタイの敷地面積は約400万平方フィート(約3万7612平米)で、カジノ、多目的シアター、1400室規模のホテル、コンベンション施設、スパ、リテールショップ、料飲施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージしたという外観デザインが特徴。純金24Kの金箔3万2千枚を使った高さ11メートル、重さ11トンという巨大なライオン像を設置することでも話題となっている。プロジェクト総予算は270億香港ドル(日本円換算:約3638億円)。

カジノについては、マカオ政府経済財政庁のライオネル・リョン(梁維特)長官が1月24日にゲーミング(カジノ)テーブルを125台、スロットマシン台を900台を新規割当したことを明らかにしている。

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

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