香港国際空港とマカオ・タイパフェリーターミナル結ぶ高速船コタイウォータージェットがキャセイパシフィック航空とコードシェア

香港とマカオの間を結ぶ高速船「コタイウォータージェット」運営会社は2月27日、香港を本拠地とする航空会社キャセイパシフィック航空とコードシェア協議に合意したと発表した。

香港国際空港〜マカオ・タイパフェリーターミナル線の全運航便(1日6往復)について、キャセイパシフィック航空(CX)の便名を付加する。今年(2018年)2月26日から実施し、第一段階として、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、米国からキャセイパシフィック航空の香港行きに搭乗する旅客がキャセイパシフィック航空の各エリアのローカル版ウェブサイトでコタイウォータージェットのチケットを直接予約できるとのこと。また、今後数ヶ月以内に対象エリアを拡大予定とした。

タイパフェリーターミナルは大型カジノIR(統合型リゾート)が密集する新興埋立地のコタイ地区に近い立地。コタイウォータージェット運営会社はマカオのカジノ運営ライセンスを保有する6陣営の一角で、ヴェネチアンマカオなどコタイ地区を中心に複数の大型IRを運営するサンズチャイナ社の系列企業。

コタイウォータージェットの船内イメージ(写真:Cotai Water Jet)

コタイウォータージェットの船内イメージ(写真:Cotai Water Jet)

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