マカオ治安警察局は3月9日、8日午後、中国・上海からマカオへ向かう航空機内で窃盗事件が発生し、被疑者を逮捕したと発表した。

50代の男性乗客が手荷物を座席上の荷物ラックに置いていたというが、別人が持ち出したのを隣席の乗客が目撃し、本人に伝えたという。被害者がその男を呼び止めて追及したところ、間違って持ち出してしまったと答えたとのこと。

被害者は客室乗務員を通じて警察に通報。マカオ国際空港到着後、警察官が機内で調査を行い、他人の手荷物を持ち出した中国本土出身の50代の男を逮捕した。警察によれば、被疑者は2012年に機内窃盗での逮捕歴があったことが確認されたという。警察は被疑者を加重窃盗罪で送検する方針。

なお、被害者のバッグの中に入っていたおよそ11万1800パタカ（日本円換算：約148万円）相当の現金は無事だった。

手荷物の中に入っていた現金など（写真：マカオ治安警察局）