マカオで初めてのビットコイン投資詐欺事件…香港人の男逮捕=友人から預かった金を持ち逃げ

マカオ司法警察局は3月15日、仮想通貨のビットコインを香港の取引所で安く買えるなどとする投資話を中国本土出身の友人男性に持ちかけ、預かった金を返さなかったとして香港人の男(45)を詐欺の疑いで逮捕したと発表。

被疑者の香港人の男と被害者の中国本土出身の男は知り合って2年の友人関係にあったという。昨年(2017年)7月4日、2人はマカオ・新口岸地区にあるカジノ施設で面会。この際、被疑者がビットコインを香港の取引所で安く買えるとする投資話を持ちかけ、友人が購入資金として8万8000香港ドル(日本円換算:約119万円)を被疑者の銀行口座に振り込んだとのこと。

しかし、その後、友人が被疑者からの連絡が途絶えたため心配になって問い詰めたところ、被疑者は中国本土の銀行口座が公安によって凍結され、ビットコインに投資できなくなったとの説明があり、騙されたことに気づき、警察に通報するに至った。

3月13日、被疑者が香港からマカオへ入境したことから、マカオ司法警察局がマカオ外港フェリーターミナルで身柄の拘束に成功。被疑者は警察の調べに対し、香港でビットコインの取り引きをしたが、被害者に金を貸している立場でもあり、それで得た金は利息分に充当したとして容疑を否認しているとのこと。警察は被疑者を詐欺罪で送検する方針。

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

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