マカオの総体失業率1.9%に…0.1ポイント上昇=17年12月〜18年2月期雇用統計
- 2018/3/27 12:07
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は3月27日、昨年(2017年)12月〜今年(2018年)2月期の雇用統計を公表。総体失業率は1.9%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は2.5%で、いずれも前回調査(昨年11月〜今年1月期)から0.1ポイント上昇。不完全雇用率は横ばいの0.4%だった。
マカオの総体失業率は2015年2〜4月期までおよそ1年半にわたって史上最良水準の1.7%を記録した後、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月期まで2.0%、17年8〜10月期から10〜12月期まで1.9%、17年11月〜18年1月期は1.8%で推移してきた。
昨年12月〜今年2月期の労働人口は38.55万人、労働参加率は70.2%。このうち、総就業人口は前回調査時から2300人増の37.83万人、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限ると2100人増の27.85万人。
前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が2.5%増の8.33万人、卸売・リテール業が0.4%減の4.30万人、ホテル業が2.5%増の2.94万人、建設業が1.4%増の2.76万人、飲食業が4.1%増の2.58万人だった。
失業人口は前回調査時から300人減の7200人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は2.2ポイント下落の7.7%。
前年の同じ時期との比較では、失業率が0.1ポイント、労働参加率が0.7ポイント、不完全雇用が0.1ポイントのそれぞれ下落。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)