はしか感染の客室乗務員がマカオ路線に乗務…タイガーエア台湾=乗客の追跡調査開始

マカオ政府衛生局(SSM)は4月4日、台湾疾病コントロール当局からタイガーエア台湾の客室乗務員2人(男女各1人)がはしか感染の確定診断を受け、いずれも潜伏期間中あるいは感染後にマカオ路線に乗務していたことが判明したとする通達があったと発表した。

このうち、4月3日に確定診断を受けた男性客室乗務員は、4月2日に台北・桃園とマカオを往復するIT303便、IT302便に乗務していた。SSMが乗客名簿を元に乗客に傾向追跡調査を開始し、これまでに連絡が取れた22人については、予防接種を受けたか、少年期にはしか感染歴があったという。SSMでは、感染者との接触から3週間以内は特に注意が必要であるとし、外出を控える、他人と接触する際はマスクを使用する、発熱や発疹、呼吸器に異常を感じた場合にはマスクを使用した上で医療機関を受診するよう呼びかけた。また、現時点で、マカオにおいて同便の乗客からはしかと疑われる症状は確認されていないが、4月23日まで追跡調査を継続するとした。

もう1人の4月4日に確定診断を受けた女性客室乗務員は、3月31日に台北・桃園とマカオを往復するIT303便、IT302便に乗務していた。SSMでは、台湾衛生当局及びタイガーエア台湾から乗客に関する資料請求中で、資料を入手次第、追跡調査に入るとしている。

なお、2人の客室乗務員はマカオ国際空港駐機中も機内におり、上陸していないとのこと。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は11月7日、今年第3四半期(2025年7〜9月)の旅客消費調査(ギャ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は11月7日、今年(2025年)9月及び1〜9月累計の電子決済額統計(…
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月8日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認した…
  5.  マカオ治安警察局は11月7日、マカオの地域コミュニティにおける治安環境浄化を目的とした違法売春に…

ピックアップ記事

  1.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年11月号
(vol.149)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun