マカオ、清明節で多くの市民が墓参りに…衛生局がデング熱予防対策呼びかけ

今日(4月5日)は清明節にあたり、マカオではパブリックホリデーとなっている。多くの市民が先祖の墓参りをするため、マカオ市内各所の墓地を訪れている。

同日、マカオ半島北部にある新西洋墳場(墓地)でマカオ政府衛生局(SSM)のデング熱予防チームが防蚊対策キャンペーンを実施した。

SSM疾病予防コントロールセンターの林松主任によれば、今年に入って以降、マカオで確認されたデング熱患者は2人おり、いずれも輸入性(マレーシアで感染)だったことから、東南アジア方面を旅行する際に予防対策に強めるよう呼びかけた。

また、今年3月の蚊の繁殖指数(誘蚊産卵器指数)は6.5%で、前年同月の3.4%と比較して高買ったことを挙げた。デング熱のピークは8〜9月頃だが、このところ高温多湿の天候が続き、デング熱を媒介する蚊の繁殖に有利な条件になっているとし、水たまりを除去するといった防蚊対策を講じてほしいとした。

墓参りに訪れた市民らにデング熱予防に関するチラシを配布する衛生局スタッフ=2018年4月5日、新西洋墳場(写真:GCS)

墓参りに訪れた市民らにデング熱予防に関するチラシを配布する衛生局スタッフ=2018年4月5日、新西洋墳場(写真:GCS)

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