4月マカオの蚊の繁殖指数例年並みも衛生局がデング熱等感染症への注意呼びかけ

マカオ政府衛生局(SSM)は5月10日、今年(2018年)4月の繁殖指数(誘蚊産卵器指数)がマカオ全域で23.7%となり、例年とほぼ同水準だったと発表した。

SSMでは、デング熱やジカ熱を媒介するヒトスジシマカの活動及び分布状況を把握するため、2002年から誘蚊産卵器を設置しての観測をスタートし、現在はマカオ全域に約860個を設置し、月次で統計データを収集している。

4月の繁殖指数23.7%は、2002年に観測をスタートして以降の同月の平均値である22.2%とほぼ同水準。マカオ半島のファイチーケイ地区(25.3%)、黒沙環地区(25.6%)、沿岸地区(29.2%)、コロアン島(42.9%)を記録し、全域平均を上回った。

SSMでは、デング熱やジカ熱を媒介するヒトスジシマカはマカオに生息しており、これから蚊の繁殖しやすい雨季に入るにあたり、住民に対してその発生源となる水たまりの除去に努めるなどの協力を呼びかけた。

マカオの街頭に掲出されているデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)-本紙撮影

マカオの街頭に掲出されているデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)-本紙撮影

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