マカオの人工島に不法上陸して牡蠣採取…中国本土の漁業関係者10人の身柄拘束

マカオ税関(澳門海關)の発表によれば、5月16日夜、マカオ半島の沖合にある港珠澳大橋マカオ側イミグレーション島(人工島)の護岸部分において牡蠣を採取している人物がいるという通報が寄せられたことから、巡視艇と潜水隊を派遣して捜索にあたり、10人の不法上陸者の身柄の拘束に成功したという。

港珠澳大橋は未開通で、人工島についても現在は未開放となっている。

不法上陸者10人は28〜46歳のいずれも男。税関の調べに対し、中国・広東省珠海市にある漁港で魚の運搬に従事しているが、休漁期のため仕事がなく、中国人の男に雇われて牡蠣を採取するために上陸したと話しているとのこと。税関では、男らは人工島に上陸するための合法的な書類を有しておらず、密航行為にあたるとして、出入境事務を管轄する治安警察局に全員の身柄を引き渡す方針。

珠澳大橋マカオ側イミグレーション島に不法上陸して牡蠣を採取していた男ら(写真:澳門海關)

珠澳大橋マカオ側イミグレーション島に不法上陸して牡蠣を採取していた男ら(写真:澳門海關)

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