外国人駐在員の生活費ランク、香港・マカオが前年から大きく順位下げる…アジア太平洋地区トップは東京

このほど、国際人事コンサルティング会社、ECAインターナショナルが今年(2018年)3月1日時点の世界の主要都市における外国人駐在員の生活コスト調査結果を発表した。

主に為替相場の影響を受け、前年2位だった香港がトップ10圏外の11位、マカオは前年の25位から7ランク下落の32位となった。香港ドル、マカオパタカはいずれも米ドルと為替が連動している。

なお、世界トップは大幅なインフレに見舞われ、政治、経済が混乱したベネズエラの首都カラカス。2位から5位はいずれもスイスの都市で、チューリッヒ、ジュネーブ、バーゼル、ベルンの順。アジアトップは東京。

ECAインターナショナルによる外国人駐在員の生活コスト調査は45年の歴史を持ち、年に2回結果が公表されている。調査対象都市は世界475、対象項目は家賃、光熱水費、自動車購入費用、子女教育学費など、駐在員の暮らしに必要とされる商品やサービスとのこと。調査結果は企業が海外駐在員の生活費手当を計算する際などに利用されているという。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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