マカオ政府統計調査局は7月31日、今年（2018年）6月の商品貿易統計を公表。

今年6月の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から12.2%増の10.6億パタカ（日本円換算：約145.9億円）。このうち、再輸出は18.3%増の9.3億パタカ（約128.0億円）で、品目別ではカジノ用品が86.0%の顕著な増。マカオ製の商品の輸出は18.5%減の1.3億パタカ（約17.9億円）で、このうち、たばこ製品が34.4%減。商品貿易輸入総額は19.8%増の72.6億パタカ（約999.5億円）。品目別では、携帯電話が83.1%、コスメティック・スキンケア用品が37.8%、腕時計が33.9%のそれぞれ顕著な増加。同月の商品貿易赤字は62.0億パタカ（約853.5億円）。

今年上半期（1〜6月）累計の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から10.2%増の62.0億パタカ（約853.5億円）。このうち、再輸出は13.9%増の53.9億パタカ（約742.0億円）、マカオ製の商品の輸出は9.6%減の8.0億パタカ（約110.1億円）。商品貿易輸入総額は24.8%増の434.5億パタカ（約5981.6億円）。商品貿易赤字は372.5億パタカ（約5128.1億円）に拡大した。

今年上半期累計の主要輸出先別では、中国本土が9.5%増の10.0億パタカ（約137.7億円）、香港が11.9%増の39.2億パタカ（約539.7億円）、EUが5.6%増の1.1億パタカ（約15.1億円）、米国が31.7%減の6466万パタカ（約8.9億円）。品目別では、非紡績商品が10.9%増の58.6億パタカ（約806.7億円）。機械設備とパーツが147.6%増の12.6億パタカ（約173.5億円）、電子パーツが52.1%減の2.3億パタカ（約31.7億円）。紡績品及び衣類は0.5%減の3.3億パタカ（約45.4億円）。

主要輸入元については、中国本土が30.2%増の149.5億パタカ（約2058.1億円）、EUが23.1%増の110.6億パタカ（約1522.6億円）。品目別では、消費財が20.6%増の279.5億パタカ（約3847.8億円）。このうち、コスメティック・スキンケア用品が52.4%増の22.4億パタカ（約308.4億円）、自動車・バイクが37.4%増の9.9億パタカ（約136.3億円）、携帯電話が96.7%増の37.5億パタカ（約516.3億円）、燃料・潤滑油が17.0%増の34.1億パタカ（約469.4億円）、建築資材が23.1%増の10.9億パタカ（約150.1億円）のそれぞれ顕著なプラスだった。

今年上半期累計の対外商品貿易総額は前年の同じ時期から22.8%増の496.4億パタカ（約6833.8億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）