バカラで負けた中国人女性客が賭けたチップを持ち逃げ…マカオのカジノ施設

マカオ司法警察局は8月31日、マカオのカジノ施設のバカラテーブルから額面8万香港ドル(日本円換算:約110万円)相当のゲーミングチップを盗んだとして中国本土出身の女(34)を加重窃盗容疑で逮捕したことを明らかにした。

警察発表によれば、被疑者は8月28日午後11時32分、バカラテーブルでプレイしていた際、8万香港ドル相当のチップを「プレーヤー」に賭けたという。しかし、結果は「バンカー」の勝ちだった。勝負が終わり、ディーラーがテーブル上のチップを回収している際、被疑者は自身が賭けたチップを掴んで出口方面に逃走したとのこと。その後、警備員が被疑者を取り押さえ、司法警察局に通報。現場に駆けつけた警察官によって逮捕された。

マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくチップを使用する。チップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約140万円)以上の高額チップも存在する。

チップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばチップを狙った犯罪が発生している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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