マカオ政府統計調査局は8月31日、今年（2018年）7月の商品貿易統計を公表。

今年7月の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から17.6%減の9.2億パタカ（日本円換算：約126.4億円）。このうち、再輸出は17.4%減の7.9億パタカ（約108.5億円）で、品目別では衣類が77.8%の顕著な減少。マカオ製の商品の輸出は18.7%減の1.3億パタカ（約17.9億円）で、このうち、たばこ製品が38.4%減。商品貿易輸入総額は23.6%増の75.4億パタカ（約1035.9億円）。品目別では、携帯電話が59.9%、腕時計が56.3%、コスメティック・スキンケア用品が41.7%のそれぞれ顕著な増加。同月の商品貿易赤字は66.3億パタカ（約910.9億円）。

今年1〜7月累計の商品貿易輸出総額は前年の同じ時期から5.6%増の71.1億パタカ（約976.8億円）。このうち、再輸出は8.6%増の61.8億パタカ（約849.0億円）、マカオ製の商品の輸出は10.9%減の9.3億パタカ（約127.8億円）。商品貿易輸入総額は24.4%増の509.0億パタカ（約6992.8億円）。商品貿易赤字は437.9億パタカ（約6016.0億円）に拡大した。

今年1〜7月累計の主要輸出先別では、中国本土が3.9%減の11.8億パタカ（約162.1億円）、香港が8.3%増の44.3億パタカ（約608.6億円）、EUが4.2%増の1.2億パタカ（約16.5億円）、米国が16.8%減の8550万パタカ（約11.7億円）。品目別では、非紡績商品が8.5%増の67.3億パタカ（約924.6億円）。機械設備とパーツが114.2%増の14.3億パタカ（約196.5億円）、電子パーツが44.8%減の2.9億パタカ（約39.8億円）。紡績品及び衣類は28.3%減の3.9億パタカ（約53.6億円）。

主要輸入元については、中国本土が29.4%増の174.5億パタカ（約2397.3億円）、EUが21.2%増の128.1億パタカ（約1759.9億円）。品目別では、消費財が20.2%増の326.7億パタカ（約4488.3億円）。このうち、腕時計が34.6%増の38.8億パタカ（約533.0億円）、コスメティック・スキンケア用品が50.9%増の25.6億パタカ（約351.7億円）、燃料・潤滑油が16.3%増の41.1億パタカ（約564.6億円）、携帯電話が93.1%増の40.8億パタカ（約560.5億円）、建築資材が23.6%増の12.6億パタカ（約173.1億円）のそれぞれ顕著なプラスだった。

今年1〜7月累計の対外商品貿易総額は前年の同じ時期から21.7%増の580.1億パタカ（約7969.6億円）。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）