マカオ司法警察局がテロ対策部門立ち上げへ…早ければ2018年末にも

マカオ司法警察局がテロ対策と国家安全維持を管轄する新部門の立ち上げを計画しているという。

同局の薛仲明局長は9月1日に市民向けの防災啓蒙イベントに出席した際、司法警察局組織法を改正し、2018年末または2019年にもテロ対策を専門とする新部門の立ち上げたい意向を示した。これまで局内の複数の部門が手分けして情報収集や分析を行ってきたが、今後は新部門に一本化したい考え。新部門の立ち上げる理由については、社会の発展と世界情勢の変化への対応を挙げた。

マカオの人口は約65万人だが、年間訪マカオ旅客数は約3200万人に上るアジア有数の観光都市として知られる。また、市内には約40箇所のカジノ施設が存在し、都市別カジノ売上ランキングでは世界トップの座にある。

市民向けの防災啓蒙イベントに出席したマカオ司法警察局の薛仲明局長=2018年9月1日(写真:マカオ司法警察局)

市民向けの防災啓蒙イベントに出席したマカオ司法警察局の薛仲明局長=2018年9月1日(写真:マカオ司法警察局)

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