マカオとポルトガルがインキュベーション、文化、スポーツ分野での交流深化を確認…澳葡連合委員会第5回会議開催

マカオ特別行政区の崔世安(フェルナンド・チュイ)行政長官とポルトガル共和国のアウグスト・エルネスト・サントス・シルヴァ外務大臣は10月20日にマカオ政府本部で合同記者会見を行い、マカオで開催されたマカオ・ポルトガル連合委員会第5回会議の成果について発表した。

崔行政長官は、会議において、マカオとポルトガル双方はこれまで教育、言語、文化、中国とポルトガルのビジネス・貿易プラットフォーム建設等に重点を置いた協力を進めてきたことを確認した上、今後も同分野における協力を継続するほか、インキュベーション、文化、スポーツ分野についてより一層の交流及び協力を進める方向で一致したことを明らかにした。

サントス・シルヴァ外相は、マカオをゲートウェイとしてポルトガル及びポルトガル語を公用語とする諸国の中国市場への進出をスムーズに進めたい意向を示した。また、高等教育における双方教育機関の交流、学位・単位の相互認証、奨学金について折衝を進めているとした。このほか、中国の習近平国家主席が今年(2018年)12月にポルトガルを訪問予定であることに触れ、両国の経済と国家の持続的発展に主眼を置き、相互信頼のベースの上に、国民、企業、政府間で一層の交流が進むことを期待していると述べた。

マカオ・ポルトガル連合委員会第5回会議の成果について発表するマカオ特別行政区の崔世安行政長官(右)とポルトガル共和国のアウグスト・エルネスト・サントス・シルヴァ外務大臣(左)=10月20日、マカオ特別行政区政府本部ビル(写真:マカオ政府広報官事務所)

マカオ・ポルトガル連合委員会第5回会議の成果について発表するマカオ特別行政区の崔世安行政長官(右)とポルトガル共和国のアウグスト・エルネスト・サントス・シルヴァ外務大臣(左)=10月20日、マカオ特別行政区政府本部ビル(写真:マカオ政府広報官事務所)

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