マカオ司法警察局、大麻合法化のカナダ発THC含有食品に対する注意喚起発出…すでに国際宅配便使った購入者の逮捕例も

マカオ司法警察局は11月5日、先にカナダで嗜好用の大麻が合法化されたことを受け、当地で食品メーカーによる大麻の有効成分「THC」を含む商品の発売が可能になるとみられるが、マカオでは禁制品となっており、マカオへの持ち込みや域内での販売、飲食は刑罰法令に触れるとし、注意喚起を発出した。

同局によれば、近日中国本土の警察当局と合同で国際宅配便を使ったTHCの輸入事案1件を摘発し、中国本土側で購入者の逮捕に成功したとのこと。代理購入やオンラインショップを利用してTHCを購入できてしまう実態があるという。

また、知らずにTHC入りの食品を口にしてしまうことがないよう、事前に商品パッケージをきちんと確認すること、THC入りの商品をマカオ内の商店やネットショップ上で発見した際には、速やかに司法警察局へ知らせるよう呼びかけた。

マカオ司法警察局によるTHC含有食品に関する注意喚起情報(図版:澳門司法警察局)

マカオ司法警察局によるTHC含有食品に関する注意喚起情報(図版:澳門司法警察局)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は4月26日、今年第一四半期(2024年1〜3月期)の雇用…
  3.  マカオの公共路線バスで4月25日午前0時から中国本土版のアリペイ、香港版のアリペイ、マカオ以外の…
  4.  近日、マカオを含む中国華南の珠江デルタ地域では大雨が続いている。  マカオ政府海事・水務局…
  5.  マカオ貿易投資促進局(IPIM)は4月24日、マカオにおけるMICE誘致状況のアップデートを明ら…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  2.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun