マカオ、18年第3四半期企業統計公表…会社新設数13.6%増も登録資本金は2.2倍に

マカオ政府統計調査局は11月5日、今年第3四半期(2018年7〜9月期)の企業統計を発表。会社新設数は前年同期から13.6%(170社)増の1420社、登録資本金は約2.2倍の2.5億パタカ(日本円換算:約35.1億円)だった。

資本金が大幅に増えた要因として、資本規模の大きな金融業及び運輸業の新規会社設立があったことが挙げられる。

今年第3四半期の新設企業を業種別にみると、ホールセール・リテール業が485社、ビジネスサービス業が309社、建設業が199社に上った。解散企業数は172社で、取り消し資本金は5929万パタカ(約8.3億円)。

新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約70万円)以下が全体の75.2%を占める1068社で、これらの合計資本金は2751万パタカ(約3.9億円)。一方、100万パタカ(約1404万円)以上は26社、合計資本金は全体の71.5%にあたる1.8億パタカ(約25.3億円)。

資本金の出所については、マカオからが2.1億パタカ(約29.5億円)、中国本土からが2054万パタカ(約2.8億円)、香港からが1321万パタカ(約1.9億円)。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が995社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが148社。

今年第1四半期から第3四半期までの会社新設数は前年の同じ時期から16.2%(642社)増の4593社、登録資本金は90.6%減の7.1億パタカ(約100.0億円)。解散企業数は605社、取り消し資本金は2.3億パタカ(約32.3億円)。

今年第3四半期末時点のマカオの登録企業数は6万5035社となり、前年の同じ時期から4990社の増。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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