マカオ、男女が争う声の通報きっかけに大麻事件発覚

 マカオ司法警察局は5月3日、同月1日にタイパ島のマンションの一室で男女の争う声がするとの近隣住民からの通報をきっかけに大麻事件が発覚し、マカオ人の男女2人を逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、通報を受けて警察官が現場を訪れたところ、元交際相手同士という男女2人が感情のもつれからトラブルに発展したことがわかったが、この際、部屋の中から大麻約15.61グラム、電子計量器、大麻吸引器具とみられる物品が見つかったとのこと。その後、男の自宅の捜索でも大麻約1.31グラムが発見され、同局が本件に絡み押収した大麻の合計は約16.92グラム、末端価格にして約1万7000パタカ(日本円換算:約32万円)相当に上ったという。

 2人は同局の調べに対し、大麻吸引習慣があることを認め、尿検査の結果は陽性だった。なお、同局では捜査で得られた情報を総合し、2人が大麻の密売に関与した疑いが濃いとみており、大麻の出どころや他の関係する人物について捜査を継続するとした。

警察が公開した大麻事件の証拠品(写真:マカオ司法警察局)

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