マカオ、「五・一」労働節GW5日目までの累計インバウンド旅客数は53.8万人…当局予想を上回るペース

 アジア有数の観光デスティネーションのマカオでは、年間最大の書き入れ時のひとつとなる五・一(労働節)ゴールデンウィークの後半を迎えている。

 マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土で5月1日から5日までが5連休となるほか、マカオと香港でも飛び石連休となるため、インバウンド旅客の増が期待されている。

 マカオ治安警察局は5月5日未明、労働節ホリデー4日目にあたる5月4日の出入境統計(暫定データ)を公表。同日のインバウンド旅客数は10万6143人(延べ、以下同)で、4日間累計では53万8201人、単日平均13万4550人に。

 今年の労働節GW期間中については、マカオでは雨模様の天気が続いている。4日は午前に約3年ぶりとなる黒色豪雨アラート(3段階のうち最高)が発令され、断続的に降雨に見舞われたが、雨が止んだタイミングで観光名所周辺は多くの旅客で賑わった。

 MGTOは今年の労働節GWの単日平均インバウンド旅客数を13万人と予想しており、4日目まではこれを上回って推移しているものの、最終的に予想を上回るかどうかは5日の状況次第。なお、前年同時期(2023年4月29日から5月3日までの5日間)の単日平均インバウンド旅客数は約9.9万人との比較では大幅増となっている。

2024年労働節GW期間中のマカオ・關閘イミグレーション到着口周辺の様子(写真:MGTO)

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ半島新口岸地区にあるカジノIR(統合型リゾート)サンズマカオ(澳門金沙)がきょう(5月18…
  2.  マカオ司法警察局は5月16日、マカオで商業ビルのレンタル会議室を宝飾品店に偽装し、マカオ人の男性…
  3.  香港金融管理局は5月17日、香港におけるデジタル人民元の実証実験範囲を拡大し、香港の携帯電話番号…
  4.  マカオの統合型リゾート(IR)運営企業SJMリゾーツ社がマカオ特別行政区の成立25周年を記念して…
  5.  マカオ政府統計調査局は5月17日、今年第1四半期(2024年1〜3月)の民間建築及び 不動産取引…

ピックアップ記事

  1.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun