マカオ衛生当局が世界手指衛生の日に合わせたイベント実施

 世界保健機関(WHO)は毎年5月5日を「世界手指衛生の日」と、グローバルな啓発活動を展開。マカオ政府衛生局(SSM)も2008年から世界手指衛生の日に参加している。

 同局によれば、医療機関と地域コミュニティにおける手指の衛生による感染症の予防を積極的に推進しており、今年も世界手指衛生の日に合わせ、5月2日に公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)のロビーでイベントを行い、プロモーションブースの開設や教育ビデオの上映などを行い、参加者が医療従事者によるクイズや手洗いの実演を通じて手指衛生に関する認知の向上を図ったとのこと。

 仁伯爵綜合醫院では、手指衛生の実践はヘルスケアに絡む感染の発生リスク低減につながり、患者の安全確保に役立つとし、同院内での手指衛生の重要性が広く医療従事者に理解・支持された結果、2023年の同院臨床部門における手指衛生遵守率は過去最高の94.14%に達したという。

マカオの公立総合病院・仁伯爵綜合醫院で世界手指衛生の日に合わせて行われたイベントの様子=2024年5月2日(写真:SSM)

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