港珠澳大橋開通1ヶ月…マカオと香港のイミグレーション間結ぶシャトルバス利用者は延べ60万人超

中国が国家プロジェクトとして推進してきた香港と珠海(広東省)、マカオの三地をつなぐ「港珠澳大橋(ホンコン・ジュハイ・マカオ・ブリッジ)」が10月24日午前9時に正式開通した。

港珠澳大橋は自動車専用で、マカオ側と香港側のイミグレーションの間を単純往復するシャトルバス(バスの車体色から「金巴(=ゴールドバス)」の愛称)とマカオのリゾートホテルと香港の市街地を大橋経由で結ぶ「クロスボーダーバス」が両地を往来する旅客向けの主要な公共交通機関となっている。ゴールドバスと一部のクロスボーダーバスは24時間運行だ。

マカオ政府交通事務局は11月29日、大橋開通後1ヶ月間(10月24日から11月23日まで)の車両通行関連データを公表した。

大橋のマカオ側イミグレーションから香港方向の自家用車の通行量は、1日平均延べ2616台。また、大橋を往来するゴールドバスの運行本数は延べ1.5万本で、利用者数は延べ60万人超だった。クロスボーダーバスの運行本数は延べ3000本、利用者数は延べ8万人超だったとのこと。

大橋のマカオ側イミグレーション経由の出入境者数は延べ80万2804人で、このうち延べ約68万人が香港との往来、残りが珠海との往来だったという。

港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設と往来するシャトルバスに乗り込む乗客=2018年10月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内(写真:GCS)

港珠澳大橋のマカオ側と香港側のイミグレーション施設と往来するシャトルバスに乗り込む乗客=2018年10月24日、港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設内(写真:GCS)

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