グランドリスボアマカオに大型チョコレート製クリスマスツリー登場…日本人パティシエが手がける

東洋と西洋の文化が融合するエキゾチックな街、マカオ。12月に入り、街はクリスマスデコレーションで彩られ、年間で最も華やかなシーズンを迎えている。

マカオでもクリスマス商戦は盛んだ。各種クリスマスグッズが店頭を賑わせている。中でも、リゾートホテル間ではスイーツやハンパーなど、趣向を凝らした商品開発合戦が繰り広げられている。

マカオ半島の中心部に建つカジノ付き大型リゾートホテル「グランドリスボア」は12月4日、ホテルロビーでクリスマスグッズを販売するクリスマスハンパーハウスのオープニングセレモニーを開催。今年の目玉となる高さ約2.1メートルというチョコレート製のクリスマスツリーを披露した。すべて本物、約113キログラムのチョコレートを使って作られたという贅沢なもの。甘い香りに誘われ、記念写真を撮りに集まるホテルゲストの姿も多く見られ、引き寄せ効果は抜群のようだ。

こちらのチョコレート製クリスマスツリーの製作を担当したのは、昨年エグゼクティブ・パティスリー・シェフとして着任した北海道出身の日本人パティシエ、村中徳仁氏。村中氏は日本やフランスの有名店で十数年に及ぶ経験を積み、巧みな技術と豊富な創作アイデアで国内外で高い評価を獲得する注目の若手パティシエのひとり。グランドリスボアに着任後、精力的に新商品の開発に取り組み、ケーキショップの商品ラインナップを賑わせてきた。

グランドリスボアマカオのホテルロビーに設置された大型チョコレート製のクリスマスツリー=2018年12月4日-本紙撮影

グランドリスボアマカオのホテルロビーに設置された大型チョコレート製のクリスマスツリー=2018年12月4日-本紙撮影

クリスマスハンパーハウスでは、村中氏がクリスマス向けに新開発したというミニサイズのチョコレート製クリスマスツリー(160パタカ=約2250円)や、南イタリアにあるイタリアンの名店「ドン・アルフォンソ」のパスタやオリーブオイルといったセレクションの詰まったハンバーといった商品が並び、12月25日まで販売するとのこと。

村中氏によれば、ミニサイズのチョコレート製クリスマスツリーの引き合いが強いとのことで、ひとつひとつ手作りしており、細かい作業も必要な商品のため、売れ行きが伸びると忙しくなるが、うれしい悲鳴だと語った。

マカオでは、ここ数日は気温の高い日が続いているが、週末からぐっと冷え込む予想となっており、クリスマスグッズの販売ピークは12月中旬以降がメインになりそうだ。

グランドリスボアマカオのエグゼクティブ・パティスリー・シェフ、村中徳仁氏(中央)=2018年12月4日-本紙撮影

グランドリスボアマカオのエグゼクティブ・パティスリー・シェフ、村中徳仁氏(中央)=2018年12月4日-本紙撮影

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