マカオのカジノで不正行為の中国人ギャンブラー逮捕…ベット締め切り後に当たり目へ張る

マカオ司法警察局は3月26日、マカオ・コタイ地区のIR(統合型リゾート)併設のカジノにあるシックボー(大小)のゲーミングテーブルで不正行為をした中国本土出身の自称商人の男(33)を逮捕したと発表。

警察発表によれば、被疑者は3月22日午後2時頃、すでにベット受け付けを締め切り、ゲームがスタートしたシックボーのテーブルにチップを張ろうとしたところ、ディーラーに制止されたが、混乱に乗じて配当50倍となる当たり目の「5、5、1」の位置に後出しで600香港ドル(日本円換算:約8420円)分のゲーミングチップを置いたとのこと。当時、テーブルの周囲には多くのギャンブラーがおり、ごった返していたという。

ディーラーが被疑者の行動の一部始終を見ていたことから、すぐに被疑者を制止し、セキュリティ部門に連絡。通報を受けた司法警察局の警察官が現場に駆けつけ、被疑者を逮捕した。被疑者は警察の調べに対し、犯行を否認しているというが、警察は男を詐欺罪で送検した。

シックボー(大小)のゲーミングテーブルのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて本紙撮影

シックボー(大小)のゲーミングテーブルのイメージ(資料)=マカオ理工学院ゲーミングティーチング&リサーチセンターの模擬カジノ施設にて本紙撮影

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